施工と安全 / 足場 2/7

単管足場どんな形にも組める、自由のきく足場

パイプとクランプがあれば、どんな形にも組める。そのかわり、組む人の腕がそのまま出る足場です。

垂直5m以下 水平5.5m以下 建地の間隔 1.85m以下(けた行) 地上第一の布2m以下 壁つなぎ
単管足場の正面図と、守る間隔。●が壁つなぎの位置です。

単管足場とは

直径48.6mmの鋼管(単管パイプ)を、クランプで締めて組みます。直角に留める直交クランプ、角度を自由に付けられる自在クランプ、パイプ同士を継ぐジョイント。部材はこれだけです。

決まった寸法の部材がないぶん、狭い場所、建物の形が入り組んだ場所、設備まわりなど、ほかの足場が入らない所で力を発揮します。

設置基準

建地の間隔けた行 1.85m以下、はり間 1.5m以下
地上第一の布高さ 2m以下
高い足場の建地最高部から測って31mを超える部分は、建地を2本組にする
建地の間の積載荷重400kg以下
壁つなぎ垂直 5m以下、水平 5.5m以下

31mを超える部分の2本組は、建地の下端にかかる荷重が最大使用荷重を超えない場合は不要です。

向いている現場・向かない現場

向いている

  • 人がやっと通れるくらいの狭い場所
  • 建物の形が入り組んでいる場所
  • 一部だけの足場、手すり代わりの囲い

向かない

  • 広い面積を早く組みたい現場
  • 高い建物(部材と締め付け箇所が多く、手間と点検が増える)

現場での注意

  • クランプの締め忘れ:締め付け箇所が多い足場です。1か所の締め忘れが、足場全体のゆがみにつながる
  • パイプの端:突き出たパイプの端に、頭や体をぶつけやすい。キャップを付ける
  • 一側足場の制限:単管ブラケットの一側足場は、2024年4月から、幅1m以上とれる場所では使えなくなった(本足場が原則)

試験とのつながり

  • 1級建築施工管理技士 一次検定:足場

出典:労働安全衛生規則 第561条の2・第570条・第571条、厚生労働省「足場等関係の改正」。 数値は2026年10月時点で確認しています。